こんにちは。まずはお知らせからです。
いよいよお盆休みが近づいて参りました。本日、山の日の祝日から夏季休暇に入られる企業様も多いと思いますが、スギテックの方でも本日より16日(水)までが夏季休暇となっております。

【夏季休暇期間】
・8月11日(金)~16日(水)

この間にいただきましたお問い合わせ等に関しましては、17日(木)より順次ご対応をさせていただきますので、予めご了承の程お願い申し上げます。皆さまも良い休暇をお過ごしください!

手軽なひび割れ発見システム

さて、本日は度々ご紹介しているAIでのひび割れ検出システムの話題。今回ご紹介するものは、驚くべきことにスマホでの検出が可能になるというとんでもなくお手軽なシステムです。


出典:産総研

このシステムはAIを使っての自動検出を可能にしており、スマートフォンやデジカメで撮影した写真をクラウド上にアップロードすることで、AIを使ったひび割れ検出システムが自動的に画像を解析。

ひび割れの判定をおこないその結果を送り返してくれるという、何ともお手軽・便利な使いやすいシステムになっています。(システムは技術的な話題で度々登場する産総研。そして東北大学が開発をおこなっています)

コンクリートの表面状態による検出の難しさ

従来の検出技術では、過酷な環境下に晒されたコンクリート構造物の表面にできる傷や汚れなどを誤検出してしまうという問題があり、正確な検出は困難であると言われてきました。

上記画像の右端にある画像は、そんな既存の技術で検出した画像になります。
拡大すると下画像のような状態。

既存の技術では正解率が12%程度という、とても実用には耐え難いものでした。傷や汚れを正確に検出するが故に、これだけの誤検出になってしまいます。コンピュータに「これはひび割れ」「これは汚れ」という判断をするのが難しいというのが根本的問題ですね。教えることはできてもそこに柔軟性がありません。

そこで人工知能AIの登場です

学習機能を持つAIシステムに、様々なパターンを持った多数のひび割れ画像データを学習させることで、0.2mm以上のひび割れを実用化目安の80%以上という高精度での検出を可能にしたということです。

上の画像が人工知能を使ったひび割れシステムでの検出結果。従来のものと比べると、いかに的確に検出をしているのが分かりますね。これがスマートフォンからでもできるというのですから素晴らしいですね。

このシステムができることで、現状では野帳にひび割れのスケッチをし、それをCAD図面化するというアナログなものが、ひび割れが自動的に検出され記録が残ることで、手書きスケッチ作業やCADデータ作成の手間が省かれます。撮影した写真の上に、検出したひび割れを表示し、そのままデータ化・保存が可能になるそうなので後の管理にも役立ちますね。

このシステムを利用することで、従来の作業時間を300分から30分に短縮することができたそうです。10分の1!

現在無料公開中(現在改修作業につき一時停止中)

このひび割れ検出サービスですが、2018年度末まで試験利用向けに無料で公開されています。多くの点検事業者に向けて開放することで、検出精度の向上や作業効率の有効性の検証をおこなうようです。

現在は改修作業をおこなっているらしく再開時期は未定ですが、以下のアドレスより利用ページへ飛ぶことが出来ます。これはチェックですね。

ひび割れ検出webサービス:https://concrete.mihari.info/