建物環境改善事業
快適性・省エネ耐久性を高め環境負荷を減少
調査診断→提案→施工→効果測定までワンストップ
01|事業概要
過酷な環境にも負けない建物へ
近年、猛暑・豪雨・寒暖差・紫外線増加など、建物を取り巻く環境は確実に"過酷化"しています。
多くの建物は、この状況を改善するために設備更新・増強がおこなわれます。
しかし、ここに見逃せない矛盾が生まれます。
それは建物環境のための対策が、CO2の排出量を増やしてしまっていることです。
この矛盾を解決する鍵は、
省エネ調査・診断×建物外皮対策×長寿命化です。

ドローン × 赤外線 × AI解析
科学的分析で現状を把握し、外皮対策をご提案
建物を“環境”として捉え、科学とデジタル技術で、建物の状態を総合的に把握・改善することで、
快適さと持続性を両立させ、運用コストの平準化を実現します。

迅速・安全・低コストに調査
高所・複雑箇所もドローンで足場費用ゼロ。高精細カメラによる全方位撮影で、建物全体の初期データを迅速に収集。事故リスクを排除し、時間とコストを大幅削減する安全点検です。

見えない劣化を捉える科学診断
赤外線カメラで、表面からは見えない微細な異常を非破壊でピンポイント特定。科学的データに基づき、最適な修繕時期と箇所を明確にします。
02|調査・診断技術
どこに問題があるか?を客観的な数値と画像で明らかにする
建物を改善するには、まず現状を正確に把握することが必要です。
経験や勘に頼るのではなく、誰が見ても理解できる客観的なデータで判断します。
私たちの調査は、そのために必要な科学的技術を組み合わせています。

赤外線サーモによる温度計測調査
地上から、または空からドローンで。建物から放射される赤外線のエネルギーを、最適な条件下で確実に捉え、熱工学的に分析します。

AIによる自動解析技術
ドローン・赤外線の高精度データをAIが高速解析し、劣化の種類と進行度を定量的にスコアリング。人為的な見落としを排除して修繕優先度を明確化し、長期的な維持管理コストの平準化を実現します。

03|環境・省エネへの貢献
データ×熱制御でLCCを最適化し、建物環境を改善する
デジタル技術と高機能工法を融合させ、建物のライフサイクルコスト(LCC)を最適化します。
ドローンと赤外線による科学的な劣化診断データを解析し、修繕の優先度とタイミングを予測。
さらに、環境負荷を低減する「防熱防水工法(熱環境制御技術)」で、防水性と遮熱性能を向上させます。
これにより、無駄な修繕を排除しエネルギー消費を抑えることで、長期的な維持管理費の平準化と
快適な屋内環境を実現します。

04|長寿命化の鍵・防熱防水工法
外皮性能を劇的に変えるW反射システムで熱負荷を根本解決
当社が採用する防熱防水工法は、従来の防水層に加え、トップコートと防水材の双方に遮熱性能を付与したW反射システムを採用しています。
これにより、近赤外線を二重で強力にブロックし、一般的な遮熱工法では防ぎきれない建物内部への熱負荷を根本から大幅に軽減します。この「熱環境制御技術」こそが、快適な屋内環境と建物の長寿命化を両立する鍵です。


過酷な熱と環境変化に強い高耐久防水材
建物の防水層は、日中の高温と夜間の低温、そして強い日射による膨張・収縮で常にダメージを受けています。防熱防水工法は、W反射により屋根の高温化自体を防ぐため、防水材の熱劣化を抑制します。
実際に、熱劣化試験(100℃×30日)では、一般的なウレタン塗膜防水材に比べ、変色やひび割れがほとんど生じないことが実証されています。これにより、防水材が長期間にわたり高い追従性を維持し、建物の長寿命化に貢献します。

CO2とVOCを大幅削減する水性エコ工法です
全工程で水性アクリル系塗膜防水材を使用しているため、施工時に大気中に排出されるVOC(揮発性有機化合物)をウレタン防水対比で約9割削減。
また、撤去・廃棄物を抑えるオーバーレイ工法(既存防水層の上から施工)が可能なため、CO2総排出量も約4割削減できます。環境に配慮した材料と工法で、作業員と居住者の安全を守りながら地球環境保全にも貢献します。


光化学スモッグの原因物質である、VOCの発生を大幅抑制
※VOCとは、揮発性有機化合物。沸点360℃を下回る揮発性有機化合物が対象。

05|提案・施工・効果測定
調査~改善までワンストップで実現する「持続可能な環境改善」
足場が不要で安価な赤外線調査を一次診断とすることで、高額な費用が掛かる打診調査や改修工事の範囲を劣化箇所に限定し、足場設置費用を半分以下に削減します。
また、正確なデジタルデータ(建物のカルテ)を蓄積し、過去データとの比較による的確な判断を可能にし、建物の長期的な資産価値維持に貢献します。

06|お問い合わせ
「まずは現状を知りたい」だけでもOK
ドローンで屋根の健康診断をおこないます
最新のドローンと赤外線カメラを活用し、屋根に上ることなく安全かつスピーディに現状を診断します。調査のために足場を組んだり、工場の操業を一時停止したりする必要は一切ありません。 診断後は、目視では分からない温度分布や劣化の進行度合いを可視化した「診断報告書」を作成。現状のリスクと最適な対策を、専門家がわかりやすくご説明いたします。