SURVEY SOLUTION
近年では高層建物などの調査でドローンが活用されることも多くなってきています。しかしドローンを使った調査でどうしても拭えないのが、安全面への不安ではないでしょうか。ラインドローンシステムでは、ドローンの飛行領域を物理的に制限することで、これまでリスクの大きかった場所での安全な飛行を可能とします。
Line Drone
ラインドローンシステムは、フィッシングのような機材で建物屋上と地上の2点をラインで結び、そのラインの間にドローンを係留させます。このようにドローンに物理的な飛行制限を設けることで飛行範囲を限定し、これまで人口密集地域など危険とされていた場所での安全な飛行や、ふらつきの少ない飛行で精度の高い調査ができるようになります。
・機材を組み上げパラペットに設置。(パラペットに設置できない場合はスタンド用金具等オプションあり)
・ブラケットに角度をつけて固定し、ラインに重りを付け電動リールで地上まで下ろしていきます。
・ドローンの機体にラインを通すための専用アダプターを装着。
・ラインの重りを外し、ドローンのアダプターにラインを通す。
・ラインの先端をバネばかりに接続し電動リールで張力を調整。
・ラインにしっかりと張力を持たせることで安定した調査が可能。
ドローン点検において、突風や電波障害などの影響でコントロール不能に陥った場合でも、物理的にドローンが逸脱することを防止します。また、万が一ドローンが墜落した場合においても、墜落地点は離発着地点に限定されます。
建物調査時の足場の設置、また撤去の必要がなくなり、手間と時間が削減できます。これはドローン調査の一般的なメリットではありますが、安全面において通常よりも信頼性が高いと言えます。機材の設置や段取り替えも簡単です。
ラインドローンに使用する機材類は、台車等で簡単に運搬できる軽量なものとなっています。設置に関しても機械等を使用しなくても人力で容易に移動、設置が可能です。
※ラインドローンは西武建設株式会社および有限会社エム・エイ・シーが開発したシステムとなります。
※本ページのラインドローンに関する写真は全て西武建設株式会社の「ラインドローン(https://www.seibu-const.co.jp/technology/linedrone/)」及び「西武建設 公式YouTubeチャンネル動画(https://youtu.be/TIDKUlO4UU4)」より引用しています。