こんにちは。先日発生した台風26号。とうとう今年最大の強さとなったそうですが、このまま日本に来る可能性は低そうなのでまずはひと安心?というところでしょうか。

これから年末にかけて業務も忙しくなってきますので、なるべく天気は晴れていて欲しいものです。

さて、様々な所で活用がされ始めている人工知能ですが、日経新聞の方でトイレにAI活用という珍しい話題を見かけたのでそちらをご紹介。

トイレで動けなくなった人や忘れ物を早期発見するのに活用

このAIを使ったトイレですが、開発がNEXCO中日本のグループ会社の中日本ハイウェイ・エンジニアリングと木村技研との共同開発となります。

NEXCO中日本は以前からトイレには異常にこだわっており「2分以上待たせないトイレ」や、トイレで想定外の汚れが見つかった場合「エリアキャストにすぐに掃除をしてもらえる清掃依頼ボタン」の設置、「トイレの空き状況を外から確認できるITトイレ」など他にも色々と画期的なトイレを開発されています。

今回は人工知能をトイレに搭載するということで、どういう使い方をするのかと思いましたが、トイレ自体ではなくトイレに入っている人や物を識別するシステムになっているようです。

トイレ内で急病で倒れた場合の早期発見や、トイレから出るときに置きっぱなしになっている荷物を認識し、注意を促すことで忘れ物を防止したりという使い方となります。


出典:NEXCO中日本

技術の概要

トイレの天井部分に設置したセンサーで人や物の動きをシルエットで検知し、アウトライン化することで前後の差を推定。その推定にAIによる分析を採用することで、読み取り精度の向上が見込めるそうです。

天井にカメラが付いているのか!?と敬遠する方もおられるかも知れませんがご安心を。これはカメラではなくセンサーなので、画像を撮影するようなものではありません。プライバシーも確保されます。


出典:NEXCO中日本

トイレの個室のドアの開閉信号と連動しており、入室後に一定時間が経っても人の動作に変化がない場合、「倒れ込み」と判定されるようです。

また、物に関しても一定の大きさ(10cm×5cm程度)の物が個室内に残っていた場合、忘れ物として判定されるようになっています。

開発の背景

NEXCO中日本さんでは、サービスエリアやパーキングエリアのトイレの快適性向上に特に力を入れられているようで、設備面や清掃面には様々な工夫を凝らしています。色々な画期的トイレを開発している所からもそれはうかがえますね。

万が一トイレの個室で動けなくなってしまった場合、周囲のお客さんやエリアキャストが発見するまでに相応の時間が経過してしまう場合がある他、忘れ物に関してはお問い合わせの件数が年間2万件を超えるそうで、トイレ個室での忘れ物が後を絶たないそうです。

このトイレの開発でこれらの早期発見を可能にすることで、お客さんにより安心・快適に利用していただけることを目的に開発されています。

まとめ

これは中々素晴らしい製品ですね。個室で急病で倒れた場合、個室内には緊急ボタン等はあると思いますが、意識がなくなったりするとそのボタンすら押せないので、早期発見の為には大変有効な製品だと感じます。

忘れ物に関してもサービスエリアなどに年間2万件以上の問い合わせがあるとは思いもよりませんでした。1日辺り60件弱の問い合わせがある計算です。窓口の人は大変でしょう…このセンサーを検証した所、忘れ物を漏れなく発見することができたそうで、これで問い合わせの件数も減ることが期待できそうです。

ただ、トイレットペーパーのカスなどの検知しなくてもいい物まで検知することがあったそうなので、AIのさらなる精度向上を図っていくとのことです。

なぜそんなにトイレに力を入れるのかと思っていましたが、多い所で1日に6万人も訪れるサービスエリアもあるので、トイレの重要性がかなり高いのは普通に考えて当たり前のことでした。

AIは本当に考え方次第で色々な活用方法がありますね。