こんにちは。以前にロサンゼルスで発売されている、ヘルメット型のARデバイス「DAQLI」のご紹介をしましたが、日本でもヘルメット型のデバイスが出始めていますね。

※このヘルメット型の「DAQLI」ですが、オフィシャルサイトを見てみるとヘルメットが跡形もなく無くなっており、代わりにHoloLensのようなグラス型のデバイスになっていました。方向性を変えたのでしょうか。

本日ご紹介するのは、日本のTISインテックグループ クオリカ株式会社が開発したヘルメット型ウェアラブルデバイスです。

ヘルメットマウント型ウェアラブルデバイス「iBowQube」

こちらはヘルメットも含めてウェアラブルデバイスとしているものではなく、ヘルメット自体は既存のものを使用し、アタッチメントで「iBowQube」を装着するというもの。


出典:クオリカ

カメラやマイクなどの電子機器を音声認識で操作したり、コミュニケーション機能や安全管理機能、ナビゲーション機能などが利用できます。

例えば、ハンズフリーで現場担当者と管理者がビデオ通話によるコミュニケーションをおこなえたり、突発的な作業への対応をスムーズにできるよう、電子マニュアルなどをそのまま目の前のスクリーンに透過表示できるようです。(透過型スクリーンはVer2.0からで現在開発中とのこと)

iBowQubeの構成は以下

1.電子デバイスを装着するアタッチメント
2.電子デバイス機器
 ・カメラ(カメラ位置の変更可)
 ・心拍センサー
 ・環境センサー
3.通信回線
 ・通信機器(専用スマートフォン/周辺機器一式)
4.クラウド環境

iBowQubeで解決するべき課題

・技術をデータ化し、記憶から記録で継承。
・的確な指示を行うことで歩留りを改善。
・ミスによる事故を減らし、安心して働ける環境を提供。
・教育期間を短縮し、さらに外国人を受け入れやすくする。
・問い合わせ、苦情を減らし、顧客満足度を向上。

開発の背景

クオリカ株式会社さんの顧客の製造業のお客さんから、保守業務など現場作業者がPCやタブレットを使ってマニュアルや図面などを見ているが、「両手がふさがり作業効率が落ちる」という現場の課題を聞いたそうです。

また、管理者側は現場作業者からの報告の差異や、管理者自身が現場に出向かなければならず、その移動時間が足かせになるなどの課題があったそうです。

そこで自社の保有するIoT技術を活用して、現場作業者がハンズフリーで使えるウェアラブルデバイス開発の着手に至ったそうです。


出典:クオリカ

サービスの内容

1.コミュニケーション機能
現場作業者と事務所の管理者の間で
・管理者からの素早い状況判断や指示を仰げる。
・現場に居なくとも作業結果の確認が共有できる。

2.安全管理機能
・現場からの情報(心拍データ、環境データ)を収集。
・作業者自身が体調と現場環境を把握できる。
・管理者が現地の環境を定量的に把握できる。

まとめ

タブレットが多く普及し便利にはなっていますが、やはりタブレットを手に持ち見ながら作業となると不便を感じる場面も現場では多々あります。

管理者側が現場に赴くことなく指示ができ、現場作業者は両手がふさがることなく作業ができる。そして作業結果も事務所から見れるというのは思っている以上に効率が上がると思われます。

今後の開発で透過スクリーンが実装されることで、さらに便利になることは間違いないでしょう。