こんにちは。動きが気になる猛烈な台風25号ですが、厄介なことに6日から東寄りの進路に変わり、7日には近畿地方あたりにも上陸してくる恐れがありそうです。

台風の中心付近ではないですが、勢力自体が猛烈ということになっていますので油断禁物ですね。気をつけていきましょう。

さて、本日は一風変わったドローンをご紹介。以前にプロドローンのリリースした壁面調査用のドローンをご紹介しましたが、それと同じく壁面に貼り付くタイプのドローンです。


出典:日東建設・ボーダック

プロペラの推進力で壁面に貼り付く非破壊検査ドローン

このドローンは、点検用のドローン開発を手がけているボーダック社と、日東建設の共同開発のものになります。名前は「IDA-03」。

動画を見てみると本体に搭載された5つのプロペラの内、4基の小型プロペラで壁面に貼り付き、一際大きなサーキュレーターのようなプロペラで方向転換をしているようです。

プロドローンの壁面調査ドローン「PD6-CI-L」との違いは?


出典:PRODRONE

見た目の違いは勿論ですが、おそらくはプロドローンの機種の場合はカメラでの壁面の撮影が主な調査方法になっていると思います。

今回ご紹介の「IDA-03」は、検査用に搭載された打診ハンマーで壁面の打診調査をおこなえるようになっているそうです。

マンションやビル外壁のタイル浮きや剥落、橋梁やトンネルなどのインフラなど様々な用途が考えられています。

導入のメリットは?

メリットは単純明快で、建築物などの打診調査をおこなう際には、建物によっては大掛かりな足場の仮設が必要になったり、ゴンドラ、高所作業車を必要とする場合が多くあります。

このドローンを利用することで、それらの用意を必要としなくなる為、その分のコストが大幅に削減できるのと、安全面でも人が高所に上ることが無くなりますので安全な作業が可能になります。

それにしても、ドローンにつけた打診棒で打診調査をして正確な判断ができるのでしょうか?という疑問がありますが、「人の感覚に頼っていた基準が明確化され、精度と信頼度が高まる」という紹介文があります。

このことから、おそらくはハンマーでの打音の違いで浮きなどを判断するシステムがあると考えられます。以前ご紹介した産総研さんの打音の異常を検知するデバイスのようなものがあるのでしょう。

まとめ

打診検査の難しい所は、個人の感覚による官能検査のような部分があるので、このような機械的システム的に客観的な検査ができるようになれば、熟練者や経験が不足している者関係なく、一定の品質の検査ができるようになるので、かなり有用です。

ドローンでの建物の非破壊検査といえば、赤外線カメラ搭載ドローンによる非破壊検査が有名ですが、打診ならではの接触型で精度の高い検査ができるのは大きな強みになりそうです。

ちなみにこのドローンはカメラも搭載できるそうなので盤石です。

2019年の春に市場投入されるそうですが、展示会への出品で既に注文が入っている程反響が大きかったそうです。実際の使い勝手はどうなのか少し気になりますね。