こんにちは。近畿地区での台風被害に北海道の震災。まだまだ復旧には時間がかかりそうですね。震災に関してはまだまだ油断ができない状況で心身ともに大変な思いをされていることと存じます。

一日でも早く、安心できる環境・生活に戻って欲しいと願うばかりです。

さて本日はネット上でおもしろい実験?ではないと思いますが、VR(ヴァーチャルリアリティ)である事をおこなった所、思わぬ結果が出たというニュースがありましたのでそちらをご紹介。

それはVRで「けん玉」の特訓

そうです「けん玉」です。ちなみに「けん玉」は日本で生まれた遊びだと思われがちですが、実は16世紀のフランス、アンリ3世が国王の頃まで遡ります。

街角で子供たちがよく遊んでいる「ビル・ボケ」と呼ばれる遊びが、けん玉の先祖ということです。これを貴族や上流階級の人々も遊ぶようになり、国王アンリ3世も好んで遊んでいたという記事も残っているそうです。

余談ですが、日本発祥だと思われがちですが実は違うという遊びは意外にも結構あります。

将棋 → インドで古くから伝わるチャトランガという遊びから来ているそう。

凧上げ → 千年以上前の中国から伝来。紙鳶(しえん)という名で記録あり。

かるた → 16世紀半ば頃にキリスト教や鉄砲と共に、ポルトガル人によって日本にもたらされた。

この他にも、お手玉や駒なんかも実は日本発祥ではありません。他にもまだまだありそうなので、ご興味のある方は調べてみると面白いですよ。

で、けん玉に戻りまして、ヴァーチャルリアリティの世界でけん玉をやる。そんなのになんの意味があるのだと、けん玉を練習したければわざわざ高価なVRシステムを使ってやる必要はないだろうと思う方もいるでしょう。

VR、仮想現実ならではの設定

現実世界でけん玉を買ってきてけん玉を練習するのは、誰にでも簡単にできることで条件も皆同じです。地球という星の中で同じ重量の影響を受けている。その中で上達する早さは運動神経などの、個人の持っている能力に左右されることが大半です。

しかしVR(仮想現実)ならどうでしょう。VRの中では、けん玉の玉が重力に逆らってゆっくりと落ちるようにもできますし、その逆で、現実世界よりも玉の落ちるスピードを早くしたりもできます。

最初はゆっくりの玉で練習して、徐々に現実世界のスピードまで対応していく。こんな練習はVRでない限りできない練習方法でしょう。

この練習で何が起きたか?

このけん玉VRを体験した人からは「VRで練習することで現実でできるようになった」という声が上がっているようです。

驚くべきは、けん玉の技で「もしかめ」というけん玉の玉を受ける2つの皿を交互に行ったり来たりさせる技を「全くやったことがない人」「全くできない人」「1~3回しかできない人」が、けん玉VRを体験することで、87人中82人が、もしかめを4回以上できるようになったということです。

これは驚くべき結果と同時に、VRの可能性を感じるものですね。

まとめ

練習映像を見たり、教えてもらいながら現実で練習する、という従来の方法とは全く次元が違います。物理や時間の法則を越えた仮想世界で体験することで脳が覚えるということでしょうか。

前にネットか何かで100m選手のアスリートの方が、10秒を切ったことがない選手は9秒台の景色を知らないからVRでそれを体験することでそこに至る感覚を掴める、というような事を言われていました。

9秒台で走る人の世界を実際にVRで体験することで脳がその感覚を覚えるのでしょう。イメージトレーニングするという話はよく聞きますが、そのイメージ・感覚が具体的に体験できる世界になりました。

これは色々な可能性がありそうですね。

 

参考:ITmediaNEWS