こんにちは。先日のあの涼しさは一体何だったんだというくらい暑いですね。23日には埼玉県の熊谷で41.1℃という観測史上の最高気温を記録するなど、ここ数日は再び暑さが戻っています。

残暑厳しい日が続きますが、くれぐれも暑さ対策を怠らないように気を付けていきましょう。

本日は久しぶりに便利なソフトウェアの紹介をしたいと思います。とは言え、今回ご紹介するのは基本無料のソフトウェアではなく、ライセンス制にはなりますが、とても有用なソフトだと感じます。

簡単操作でCADに変換「VectorMasterPremium」

このソフトウェアですが、タイトルのままで紙図面やPDFデーアお図面をCADデータに変換できるというものになります。手書きの図面や手書きの図面をスキャンして作成したPDFデータにも対応。


出典:システムズナカシマ

ソフトウェアの開発は岡山県の株式会社システムズナカシマが手掛けられています。

PDFデータの種類は問わず利用可能

PDFデータには基本的に種類があり、多くは「ベクター」という形式でのデータになりますが、中には手書きや紙の図面をスキャンして出力する「ラスター」という形式のものもあります。

ラスターとベクターって何?

ここでちょっと豆知識ですが、パソコンで扱われる「画像」の表現方法として「ラスター」方式と「ベクター」方式が存在します。ラスター方式の画像は、下の画像のように格子状のタイル(ピクセル)に色を付けて表現している方式になります。

写真のサイズで、横800✕縦600ピクセルなどのサイズ表現がありますが、横に800個、縦に600個のタイル(ピクセル)が並んでいるという事になります。当然タイル(ピクセル)の数が多いほど、色の表現幅が広くなるので写真がキレイに見える訳です。

でも逆に800✕600ピクセルの画像を、1600✕1200ピクセルに拡大すると無理やり2倍の情報量にしているので画像が汚くなってしまいます。※大きい画像を小さくするのは問題ありません。

以下はラスター形式のスギテックのロゴと、ベクター形式のロゴを拡大した場合の参考です。ラスターは明らかに拡大すると劣化するのに対して、ベクターは綺麗なままです。どれだけ拡大しようがベクターは汚くはなりません。

ラスター形式のロゴマークを拡大したものが↓

ベクター形式のロゴを拡大したものが↓

 

ベクター方式の画像は、ラスターと違い上記のように大きく拡大しても画質は変わりません。その理由はラスターのようにピクセルに色を塗って表現しているのではなく、点と点を曲線で結ぶような表現方法になっているからです。曲線は数式によって定義されています。

なので、拡大しても常に数式によって導き出されるので画像が汚くなってしまうことはありません。ただ、線を中心とした画像となるので写真などには向かないのがベクター方式です。ロゴマークやイラストなどに最適な方式と言えます。

という訳で、最初のPDFデータの種類の話に戻りますが、CADなどで作成されたPDFデータは元からベクター形式で作成しているので、図面の線などを編集することが可能です。

しかし、紙の図面などをスキャナーで読み取りして作成したPDFファイルは1枚の画像として取り込まれてしまうため、ラスター形式のPDFとなり後から図面の線を編集することはできません。写真をスキャンするのと同じですね。

VectorMasterPremiumで紙の図面もCADデータにできる

そんなラスター形式のPDFも編集可能なCADデータとして変換できるのが、今回ご紹介の「VectorMasterPremium」。これは結構画期的なソフトウェアですね。

通常PDFをCADにする場合はトレースなどをしなければならず、作業に手間と時間が発生していましたが、このソフトを使うことで紙ベースの図面をわずか3ステップでCADデータにできる訳です。ちなみにデータ形式はDXF,DWG,JWC,JWW,P21,SFC等


出典:システムズナカシマ

料金は1ライセンス買い切りで9,8000円。これは作業の手間ひまや、月間・年間でのライセンス料でないことを考えると安価と言えそうですね。