こんにちは。GW明けの月曜日、皆さんリフレッシュはできたでしょうか。今日はあいにくの雨からのスタートとなりましたが、また仕事モードに切り換えて頑張っていきましょう。

ドローンも色々な活用方法がありますが、中でも監視システムとして使用するのは、上空から広範囲を見渡せるという点では比較的相性が良い使用方法となっています。(バッテリーの問題がありますが)

本日はドローンとAIを活用して、漁業での密漁を抑制していくシステムをご紹介。

NTTコムウェアの画像認識AI「Deeptector」

このDeeptectorというサービスですが、NTTの子会社でもあるNTTコムウェアというシステムインテグレーターが開発したソリューションになります。


出典:NTTコムウェア

基本的にはユーザーの持っている画像データなどをディープラーニングで学習し、使用したい用途に合わせてユーザーの既存で使用しているサービスとの連携を図れたりするサービス。

手持ちの多くの写真などの「学習セット」を用意してディープラーニングにかけ、解析を出していくという形が基本です。

開発背景

近年、密猟者の手口が巧妙化・悪質化しており、その為に取らなければならない対策に漁業関係者も頭を悩ませる問題となっています。しかし、基本的には目視での監視をおこなって密漁を抑制しようとしているケースが殆どのようです。

さすがにそれでは肉体的な負担だけでなく、コストも大きくなります。しかも密漁現場を発見したとしても関係機関へ通報している間に密猟者が逃亡したり、危険な場合では密猟者から攻撃を受けたりと言ったことがあるそうです。

密漁現場を抑えるのも大変ですね…

写真はドローンで。解析はDeeptector

ドローンであれば上空から画像を得られますので、これだけで危険な状況からは開放されます。

そして密漁者の発見部分に関しては、ドローンで撮影した映像をリアルタイムでDeeptectorの画像認識AIサーバー上で処理をすることで、密猟者と見られる者が抽出された場合、管理者・取締機関などに通報が入るようになっています。


出典:ミツイワ

さすがにリアルタイム性が大事なので、写真を解析ではなくドローンを監視カメラのように使用し、その映像をAIで解析していく形です。

ちなみにこの監視システムは、全国の漁協の協力により今年の4月より検証が開始されています。まだ正式なサービスとしては開始されておりませんが、順次対応をおこなっていくそうです。

まとめ

やはり人工知能を支えるディープラーニングに関しては、学習データ量が一番大事です。データ量が多いほどその精度は高くなりますので、まず検証を兼ねて運用していくしかないという所でしょう。

逆に大量のデータをお持ちの方の場合は、ディープラーニングは活用しやすくなります。例えばクラックの写真を大量に持っている場合は、精度の高いクラックを検出するAIを構築しやすくなります。

今回ご紹介した「Deeptector」はシステムの連携や学習結果の利用もしやすいサービスのようなので、AIを活用してみたいとお考えの企業様には検討しやすいサービスではないでしょうか。