こんにちは。すでに夏が近いのかという程に日毎に気温が上がってきております。気温差の激しい今時期、春の熱中症というのもあるようなので、警戒をしておきましょう。

本日はドローン測量の話題。土木測量のドローン活用が広がりはじめていますが、今回ご紹介するのは水中の地形の点群計測をおこなうというもの。

国内で初めての水中レーザー測量実証実験


出典:朝日航洋

この実証試験は、国土交通省の「革新的河川管理プロジェクト」の現場に、ザイ)河川情報センター、朝日航洋株式会社、アジア航測株式会社、ルーチェサーチ株式会社の4社による「チームFALCON」として参画したものです。

実験背景としては、ヘリコプターに搭載される航空レーザー測深機の小型・高性能化、ドローンの性能向上が進んでいる昨今、河川管理の現場においてドローンによる機動的な川底の地形測量に対するニーズが高まっている所になります。

このような状況から、チームFALCONはグリーンレーザー測量機器をドローンに搭載した国内初の水中レーザー測量システムの開発に至ったそうです。

実証実験概要と結果

こちらの実験は昨年の12月に利根川にて実施され、新たに開発された大型ドローン「SPIDER-LX8」に小型化されたグリーンレーザー測量機器「RIEGL BDF-1」を搭載し、水中と陸上の横断形状を測量したものです。


出典:RIEGL JAPAN

ちなみにこのRIEGL BDF-1は重量が5.3kgと少々重く、この測量器を搭載できるように、約25kgまで搭載が可能なように開発されたドローンが「SPIDER-LX8」となります。

実験では、飛行高度などの条件を変え、河川を横断、複数回飛行し、水底と陸上部分を連続して測量。その結果は有人機での測量結果と概ね合致する結果で、最深部である深さ約2mまで測量されているのが確認できたようです。


出典:朝日航洋


出典:朝日航洋


出典:朝日航洋

また、実験は風速10m/s前後という強風下でおこなわれたそうですが、所定の測量成果があがっています。(SPIDER-LX8は、最大で風速20m/sまで安定的な測量が可能)

まとめ

時代とともにドローンの性能が上がることで、今回のようにレーザー測量器もドローンでの使用を前提に小型化されています。

今までヘリコプターや小型ボートなどでおこなっていた大掛かりなものが、ドローンを用いて効率の良い作業ができるようになりました。今後もドローンの進化に合わせて、最適な装備などが開発されていくでしょう。

個人的に今の所ドローンの最大の弱点はフライト時間の短さだと思います。簡単な建物調査や測量などでは複数のバッテリーを持っていれば問題ないと思いますが、それでもわざわざ付け替えるのは面倒です。

すでに海外などでは10時間の飛行を可能にした水素燃料電池を用いたドローンなどが発表されています。ですが水素燃料は水素爆発などの危険性があるので、なかなか現段階で普及は難しいようですね。

でもそのような問題もすぐに解決してくると思います。そして進化と共に新しいソリューションがまた生まれ、企業のビジネスも変えていくことになるのでしょう。3年、5年先の予測も難しい時代ですが楽しみですね。