こんにちは。京都では桜の開花が進んできていますが、今週は生憎の天気です。まだまだ満開ではないので散ってしまうということはないですが、早く天気もすっきりとして欲しいですね。

さて、本日は画像認識技術を利用してクレーンの荷作業などをする際の安全性を高めるシステムのご紹介です。こちらのシステムは東洋建設の開発となります。

事前に画像登録することで作業員の接触事故を防止できるシステム

システムの作りとしては、クレーンのブームの先端にカメラが設置されており、そのカメラ映像に画像認識技術を組み合わせています。

クレーンの荷付近に作業者が近づくと、カメラの画像認識で作業者の接近が認識されそれが通知されます。これで接触などの事故を防ぐという流れです。

目視確認ができない死角のある状況と人の認識遅れのフォロー

クレーンでも作業は、クレーン操縦者が合図をする人の指示によって吊り下げや吊り降ろしなどの操作をおこないます。しかし作業場所や環境によって、クレーンの操縦者が吊り降ろし場所などの状況を直接目視確認が出来ない場合もあります。

そういった場合にクレーンに搭載されたカメラからの映像で、操縦者が直接目視できない範囲はカメラ映像で補うことができますが、ブームの先端に設置されていため吊り荷上方からの映像となり、映像に映る人の姿はどうしても小さくなります。


出典:東洋建設

操縦者は操縦者が吊り荷や据え付けの場所に意識が集中することもあるので、認識に遅れが出るという可能性も高いです。そこで、映像以外にも画像認識技術を活用しています。

作業員が着用しているヘルメットなどの色を事前登録しておくことで、カメラ映像から作業員を追尾して検出することができます。

複数人を同時に検出・追尾することも可能ということで、設置したエリア内に作業員が侵入した場合、それを自動的に検知すると共に、モニターに赤色の枠で表示され警告灯の点灯でクレーンの操縦者に危険を知らせます。

カメラの設置位置や向き、焦点距離が変更されたとしても作業員の検出は可能とのことなので、これまで以上に安全なクレーン作業を確保することが可能になるとのこと。

まとめ

安全対策でカメラと画像認識技術を使用する例が増えてきました。以前も道路の補修箇所をAIの画像認識で効率化する話がありましたし、トンネルの削孔作業の際に崩落の危険を知らせるシステムのご紹介をしましたが、それも画像認識システムを活用しています。

人の意識の及ばない所をカメラと画像認識で補助するという安全の為の活用方法は、色々な現場で利用方法がありそうですね。