こんにちは。本日はAR技術を使った便利なアプリのご紹介です。

現場での作業、特に内装などの工事の場合に不具合箇所に対して分かりやすくその位置や内容を示す為に、色付きの付箋やテープなどをその該当箇所に貼り付けるということがあります。

剥がれてしまうということはあまりないと思いますが、付箋やテープがいりますしメモを手書きで書く必要もある。終われば剥がさないといけないですし、ゴミにもなるので正直手間ですよね。

AR技術で仮想空間にメモを貼り付けるアプリ「STag」


出典:株式会社エム・ソフト

そんな手間を解決し、誰とでも現場の情報を共有できる「STag」と言われる画期的なARアプリが登場しました。コメントに加えて写真も紐付けられるので、メモとしてだけではなく、具体的な作業指示も出せるものになっています。

STagの特長


出典:株式会社エム・ソフト

1.スマホやタブレットのカメラを通した現場空間にメモを貼り付け
現場で気になるところがあればアプリを立ち上げ、該当箇所に対してタップするだけで仮想タグが出てくるので、位置を調整して貼り付け。後はコメントを記入するだけです。コメントと一緒に写真を入れることも可能。

2.メモをみんなで共有
メモを書いた本人以外でも、現場に訪れてSTagのアプリを使って見るだけでタグを確認できます。

使い方は↓の動画で一目瞭然です。

まとめ:ありそうでなかった付箋型AR

AR技術を使ったアプリは色々とありますが、意外と今回ご紹介したようなサービスがないものですね。この「STag」は今いる場所をスキャンして立体的に空間を計測し、3次元メッシュデータとして表示するので、空間を俯瞰したり視点をグルグル動かしたりと3次元ならではの確認が可能になっているようです。


出典:株式会社エム・ソフト

一点、ARでメモを貼り付けているので、現場でしか確認できないんじゃないか?というARの宿命というべき欠点があります。当然実務をおこなう中で現場にいない人に指示を仰ぐ場合もあるでしょう。

そんな場合は、以前にご紹介した360度撮影カメラの「RICOH THETA」とスマホを連携させることで、360度写真にメモが反映されるようになり、現地を訪れていなくてもメモの位置が確認可能となります。

基本的にこのアプリは現地で実務作業をおこなう人に向けてのものだと思いますし、既にコメントに指示を書いておくものだと思いますので、それほど重要な部分でもないのかなと個人的には思います。

シンプルなARアプリですが、それ故に汎用性が高い良いアプリですね。

余談ですが、AR技術はそのアイデアが出たのは古く、1901年にライマン・フランク・ボームという劇作家の人が、現実世界に創作されたデータを重ね合わて表示する「キャラクター・マーカー」という電子デバイスを考案したのが最初のようです。

日本で認知されるようになってきたのは、皆さんもご存知かもしれませんが、おそらく2009年にリリースされたiPhone対応アプリの「セカイカメラ」辺りからではないかと推測します。セカイカメラはGPSを利用して、個人個人が現実世界の好きな場所にメモを残せるという面白いものでした。

当時は今までにない斬新すぎるサービスで物凄く話題になっていましたが、現在は残念ながらサービスが終了。ネットサービスの栄枯盛衰を感じます。果たして時代が早すぎたのか…ARにはAppleも参入してくるので、浸透はまだまだこれからでしょう。