こんにちは。次世代のビジネスに取り組むにあたり、押さえておくべきキーワードのひとつでもあるIoT技術。

昨今では様々な分野で活用が広がってきていますが、昨日リリースされていたニュースでIoTをゴミ箱に活用するという事例がありましたのでご紹介します。その名も「スマートゴミ箱」。

スマートゴミ箱とは?

スマートゴミ箱とは、ゴミ箱に内蔵されているゴミの量を検知するセンサーが、ゴミの量を自動計測。インターネットを通じて遠方からでもゴミ箱内のゴミの溜まり具合を把握することができます。


出典:GMO

ゴミの量を正確に検知できる「高精度」と、多様なゴミ箱の種類(ゴミ箱の内側にゴミ箱が実装されたタイプや、ゴミ箱の内側に袋をぶら下げるタイプ等)にも対応できる「汎用性」の高さを特長としています。

勿論、ネット環境があればPCだけでなく、スマートフォンなどの携帯端末からでも確認が可能な他、ゴミが一定量を超えた場合に、スタッフの装着しているヒアラブルデバイス(無線イヤホン)にメールを自動送信。それを音声で読み上げることによる通知機能もあるようです。

音声読み上げにしているのは、PCやスマートフォンが使用できない状況のスタッフでも、それらを操作することなく通知を確認することを可能にするためです。これでひとつひとつゴミ箱の中身を確認する手間が省けますね。

スマートゴミ箱の開発元と開発背景

このスマートゴミ箱ですが、GMOインターネットグループの中のクラウドサービスを主とする、GMOクラウド株式会社とハウステンボス株式会社、ロボット開発等を主とする、hapi-robo st の3社による開発です。


出典:GMO 「管理画面イメージ」

開発の背景としては、ゴミの収集作業というのはゴミの溜まり具合を確認してから収集するのが一般的です。ゴミが溜まっているか溜まっていないのかは確認するしかありません。そこで発生している「ゴミ箱の中身を確認する」という作業。

ゴミ箱が溜まっていなかった場合、そこで無駄な時間が発生しているというのが現状。このスマートゴミ箱を導入することで、この無駄な時間を無くし業務効率化を図るのが狙いです。

現在は実証実験中

このスマートゴミ箱ですが、先月11月20日から2018年1月3日まで、ハウステンボス内アムステルダムシティ全域(約4万2000㎡)にて実験がおこなわれています。

内容としては、ゴミが一定量を超えた時にスタッフに通知する日としない日に分け、ゴミ箱を確認しに行く回数を計測・比較することで負担が軽減できているかを検証しているようです。

まとめ

今回何故か既視感を感じたので少し調べてみると、スマートゴミ箱は昨年もニュースになっていました。

それはBigBelly Solarという名の海外企業の製品です。同じようにゴミ箱の中身を可視化できますが、違いとしてはゴミの圧縮機能やソーラーパネル駆動などの機能があるという点です。


出典:BigBelly Solar

実はハウステンボスでは昨年6月にもスマートゴミ箱の実証実験をおこなっていました。その実験で使用されていたのが上記のBigBellySolarのようです。

採用には至らなかったのですね…高機能なゴミ箱なのでコストがかかるのでしょうか。高性能な分、定期的なメンテナンスも必要でしょう。

今回の製品は、高精度な可視化と汎用性の高さをウリにしており、まさに必要な機能のみに削ぎ落している印象です。今回こうやって再びゴミ箱の実証実験を行うという事は、ハウステンボスさんのような大きい敷地を持つ場所では、ゴミ箱の管理にはそれなりに時間を要しているという事でしょう。

合理的な製品だと思いますので、うまくいけば今後はショッピングモール等の様々な施設に普及してくる可能性は高いでしょう。