こんにちは。本日はRICOHさんが販売している、360度全方位を撮影できるカメラ「RICOH THETA(シータ)」に取り付けることで、建物の隠ぺい部分の撮影に活用できるようにする製品の話題。

※18年6月22日(金)更新
ここ最近、こちらの360度カメラ商品へのお問い合わせを多数頂きますが、こちらの方は弊社にてのお取り扱いはございません。この記事はあくまでサービスのご紹介をしているだけですので、申し訳ございませんがご了承のほどお願い申し上げます。

天井裏や床下などの改修要否の判断に


出典:RICOH THETA

まずRICOH THETAに関してですが、これは皆さんインターネットなどで、360度グリグリと動かせる写真や動画などを見たことがあるかと思いますが、そういったものを可能にするデジタルカメラです。

↑こちらは動画ですがこういうものですね。動画をマウスドラッグすることでグリグリ動かせます。

2013年の発売以降、SNSへの投稿などの個人利用をはじめ、ドローンに搭載してパノラマ空撮をおこなったり橋梁点検に利用したりと、色々な活用方法があることで話題となっています。


出典:THETA DEVELOPERS

こういった製品はお遊び要素が強いと思われがちですが、このカメラをカスタマイズできるSDK(ソフトウェア開発キット)やAPI(アプリケーションプログラミングインターフェース)を、RICOHさんの方でオープンにしているので、それでカスタマイズを加えられるのも業務に活用される要因の一つになっていると思われます。

そんなRICOH THETAですが、清水建設さんが(株)和興計測・(有)岩手電機製作所・(有)津田山製作所の3社と共同開発をおこなった「PanoShot R」という、RICOH THETAにセットする自撮り棒に着脱可能な照明付きの架台の販売を開始されました。

隠ぺい空間調査時の問題点


出典:清水建設

建物の改修工事を計画する場合、天井裏や床下などの隠ぺい空間は写真撮影をおこない、改修の要否・改修方法を検討する場合が多いです。その際の問題点として、点検口などからカメラを挿入して撮影をおこなっても、ファインダー越しで撮影対象物を確認することができないので、要所の撮影が難しいこと。

あとは暗部撮影になるのでストロボ照明などを利用しますが、ストロボ照明は明暗が付きすぎて映像の識別度が低くなる、という問題点のせいで改修方法の検討には写真の合成が必要となり、それに多大な時間と手間を要していたそうです。

問題点を解決するPanoShot

このPanoShotは写真のように円筒形になっている架台の周辺に、LEDライトが配列されています。LEDライトは強い指向性があるので、遠くまで均一に光が届くようになりますね。


出典:株式会社テクネット

シャッターなどの操作周りに関しては、RICOH THETA自体がスマートフォンで操作可能なので、画面上で確認しながらシャッターを切ることも容易です。

自撮り棒にLEDの付いた架台を取り付けて360度カメラで撮影する、という単純なものですが、これで物件調査の大幅な時間短縮や精度の向上に繋がります。一般的な製品でも活用方法次第で、業務効率化の道具に早変わりする良い例ですね。

2018年の4月から改正宅建業法が完全施行され、インスペクション(建物調査)の活用拡大が図られますので、こういった製品の需要は高まるでしょう。

◆製品に関するお問い合わせ:株式会社テクネット
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