こんにちは。人手不足の現場の支援をおこなうロボット技術も増えてきましたね。今回ご紹介するのは、現場の資材搬送に必須の台車の移動支援をロボットがおこなうというものです。こちらは、竹中工務店さんと岡谷綱機株式会社さん、トピー工業株式会社さんの3社の共同開発となります。

資材運搬用の台車に潜り込むロボ


出典:竹中工務店

このロボットの特長

全方向移動クローラー型搬送支援ロボット「クローラーTO(トゥ)」という名のロボット。その特長ですが、現場の材料搬送する際に使用する台車がありますが、その既存の資材運搬用の台車の下に潜り込み資材の搬送を支援します。OMNICRAWLER(オムニクローラー)と言われる、全方向に移動することが可能な移動機構を備えており、自由に動けるのが強みです。

ちなみにオムニクローラーとは、東北大学大学院 情報科学研究科の多田隅健二郎准教授の研究成果をベースに、トピー工業さんが実用化を進めた移動機構になっています。X軸Y軸の移動は勿論、斜め方向への移動も自由自在という画期的な移動機構になっています。


出典:竹中工務店

背景としては、現場では資材の揚重、運搬にエレベーター等を使用することが多く、荷捌きのスペースが広い場合、フォークリフトでの積み込みを行えますが、スペースが狭い場合は台車を人力で押して積み込むことになるので、時間がかかってしまいます。また、特に高齢の作業者さんや女性の作業員さんの場合はかなりの重労働になってしまいますね。

しかし、このロボットがあることで狭い作業スペースの場合でも、重量物を楽々搬送することが可能になります。しかもこのロボット、なんとスマートフォンでの操作が可能になっています。お手軽です。

台車の下に潜り込ませ、リフターで持ち上げて台車ごと搬送する仕様なので、既存の台車が使えるのも良いですね。本体の重量は120kgと重量級ですが、その分パワーがあります。なんと500kgまでの積載量を誇り、牽引に至っては1tまで対応しています。

このクローラーTOですが、今現在は試行・改良の段階で、2018年の2月を目途にレンタル及び販売を開始する予定ということです。

重労働でも人の手で出来てしまうことになると、なかなかこういった技術を導入してまで…手で動かしたほうが早いだろ…などと思ってしまいがちですが、働き方改革の為にはこういった技術を取り入れられる環境ではどんどん取り入れ、既存のやり方を変えることが大事ですね。