こんにちは。本日はIoTやAI技術に並んで世の中を変えると言われているFintech(フィンテック)関連の話題です。

Fintechに関しては前に一度記事に書きましたが、Finance(金融)+ Technology(技術)を合わせた造語で、例えばブロックチェーン(分散型台帳)技術などを代表とする新しい金融技術です。

広がるFintechの活用

ブロックチェーンと言えば代表的なのがビットコインなどの仮想通貨ですね。つい先日は旅行代理店のH.I.S.さんでもビットコイン決済への対応を発表されました。

現状日本ではまだまだ一般層には広がっているとは言えませんが、恐らく来年以降で広まりを見せてくると思われます。これはAIやIoT・ICT技術などと同じで、世の中の流れとして止まらないでしょう。

あべのハルカスで独自仮想通貨をテスト中

そんなブロックチェーン技術ですが、あべのハルカスでは独自の仮想通貨「ハルカスコイン」を発行し、5,000人を対象にビル内の約200店舗での決済手段として、実際に使用してもらうというテストを今月末までおこなっているようです。

選ばれた5,000人の人には5千円の入金で1万円分のハルカスコインを発行。5,000円分をプレミアム価値として付与するという形をとっています。

ビットコインなどの仮想通貨は株式投資と同じようなもので、常に取引所で売買をされているので値段の変動がありますが、ハルカスコインに関してはそのような性質の物ではなく、電子マネーのようなイメージに近いでしょうか?

じゃあ電子マネーでいいじゃないかと思われるかもしれませんが、独自の電子マネーカードを発行したり、システムを運用するには大規模なシステム構築が必要となり多大なる投資が必要になります。一方、ブロックチェーン技術を使った仮想通貨という形を取れば、よりシンプルなシステム構成でその辺りのコストは大幅に抑えられます。

何が狙いなのか?

このテストに関しては、例えば5千円分の上乗せがあることで、顧客の購買行動にどのような変化が出るのか?や、今後近鉄グループで他の観光地、沿線などで運用する前のテスト運用という意味もあります。

他沿線などで運用すると、今回のハルカスとはまた違った使われ方がされると思われますので、そういった実験結果を踏まえて、どういったメリットを付与できるのか?という点も考えていかれるのでしょう。

それによって独自発行の仮想通貨による経済圏を作り、金融サービスによる沿線住民の囲い込みをするという目論見です。

我々の業界での活用はまだまだ先になってくると思われますが、ブロックチェーン技術はIoT技術などと親和性も高いとされています。

例えば機材の持ち出す際など、ブロックチェーン認証で登録者本人以外は持ち出せないのは勿論、認証すると台帳に記録は残るので記帳等の必要はありませんね。その他機材レンタルなどにも利用できそうです。ブロックチェーンでなくともできそうですが、その辺りはコストと使い勝手のバランスですね。

まだまだどんな利用方法があるかは模索段階だと思いますが、技術の進歩は早いものなので、あっと驚く革新的なものが登場してくるのが楽しみです。