新たな技術が日々生まれています

今週からまた急激に冷え込みまさに冬の季節本番となってきました。そして今年も残り15日と迫ってきましたね。この時期は色々と慌ただしくなっていると思いますが、体調を崩さないように残りの期間頑張っていきましょう。

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先日のコンクリートの話に続き、今回もコンクリートの話題。今週始めに大林組がコンクリートの施工管理システムを開発したというプレスリリースが上がってきました。これはコンクリートの打設をおこなう際の問題点を解消できる管理システムということです。

コンクリート打設の問題点とは?

では現状のコンクリート打設にはどんな問題があるのか?まず、皆さまご存知の通りコンクリートは時間の経過と共に凝固していきます。なのでコンクリートに流動性がある時間内に打設作業を終わらせる必要性があり、それがうまくいかないとコールドジョイント(※)などの不具合になってしまう可能性が高くなります。

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↑ ※コールドジョイントについては過去記事参照

これを防ぐ手立てとしては現場の管理技術者の管理技術にあります。例えばコンクリートを練る所から打設が終わるまでの時間やコンクリートの打ち重ねの間隔など、それらをしっかりと把握した上で現場での作業をまわしていく必要があります。

規模の小さな現場では大丈夫でも、規模が大きくなりコンクリートを広範囲に何度も重ねるような現場になると、正確で効率の良い管理技術を要していなければ問題になることがあります。しかもそれを管理する術として多くの現場では手書きのメモなどが使用されているのが現状です。

手書きメモからの脱却

手書きではなくいかに正確に容易に管理できるか?という問題点の解決策としてコンクリート施工管理システムが開発されたようです。

これはタブレットのアプリケーションシステムとなっていて、コンクリートの練り混ぜ開始の時間から打設の終了までの時間とその区画、品質試験結果等の情報がリアルタイムで一元管理でき、CIMの属性情報を持たせられることから3Dモデル上で随時最新の情報を確認することができるということです。

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出典:大林組 打ち重ねの制限時間がくるとタブレットに警報が表示

今までだと打設の場所や打ち重ねの時間などの管理は手書きのメモでおこなっていたので、常に見落とし部分がないかという心配がありましたがこれがあることにより、時間管理へかけていた力を品質管理の方に注げることになるのでとても良いシステムですね。しかもデータとして残ることで後の維持管理にも使っていけます。

アナログからデジタルへ

このプレスリリースを見て思ったのですが、このシステムと同じようにスギテックのSINQAシステムも現場での手書きのメモからの脱却が開発のきっかけとしてありました。図面への劣化情報の手書きをデジタル化することで業務効率、働き方自体の改善ができました。

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アナログ自体はもちろん良い部分も沢山ありますが、今は様々なIT技術・インフラが整いまだまだ進化し続ける時代。その流れに沿って、既存の作業を見直すことで変化・改善・進化していけるのが今の時代です。

年々IT周りの技術の進化スピードは加速していますので、技術を追いながら改善できる部分、アイデアを形にできる部分は積極的に取り組んでいきたいですね。