記事のポイント

・設備保全の機械化、遠隔化、自動化によるDX化を進めている株式会社アイ・ロボティクス(以下、アイ・ロボティクス)は、この度、高所壁面作業の課題解決として壁面吸着型の3次元作業ロボットとそれに付随するシステム一式を開発し、市場投入したと発表した。

・マンパワー頼りであった高所作業をデジタル技術で維持管理することで、設備保全にとどまらずオペレーションそのものを最適化していくことができる他、設備を効率的に運用することで競争力を高めることが出来るとしている。

壁面吸着ロボットとドローンやリフター等を組み合わせたソリューション

設備の老朽化とエンジニアの担い手不足は、プラントやインフラ設備保全における喫緊の課題となっている。また増え続けている災害やパンデミックへの対応など、さらなる維持管理の効率化、省人化は避けて通れない状況である。

これら課題に対し、アイ・ロボティクスは「機械化・遠隔化・自動化」による産業基盤のDX化を進めており、この度、高所壁面作業の課題解決のための切り札として壁面吸着型の3次元作業ロボットと付随するシステム一式を開発。世界に先駆けて市場に投入した。


出典:アイ・ロボティクス

これまでマンパワーに頼っていた高所作業だが、今後はデジタル技術をもって維持管理することで、設備保全にとどまらずオペレーションそのものを最適化していくことができ、高度成長期に建設された設備を効率的に運用することで競争力を高めることができるとしている。

アイ・ロボティクスはかねてより開発していた壁面作業ロボットをコアとした「3D壁面作業システム」によるソリューションを2021年8月より市場投入する予定だ。

サービスでは20m以上の壁面でも足場を組みことなく容易に作業ができ、ドローンや昇降足場との組み合わせによってさらに複雑な作業が可能になり、安全に配慮した「実際に使えるソリューション」となっている。

このソリューション開発の背景には、国内での年間20,000件を越えるという墜落・転落事故の発生、その中で令和2年度では191名もの死亡事故が発生しているという現状。また、高度経済成長期に建築された大規模プラントは建築から数十年が経っており、2020年代の後半にはその中の半数以上の主要プラントが稼働年数50年を越えるとされており、また大規模プラントは沿岸部に建てられていることが多いため、腐食を防ぐために恒常的な内外壁のメンテナンスを必要としているという現状がある。

ソリューション特徴

高さ20m超の壁面でも安定した作業が可能
独自の吊り下げ式ウインチ機構と壁面吸着機構、及び役務作業機材や制御プログラム等の組み合わせ(特許申請中)により、従来は足場が必要だった高所においても遠隔・プログラム操作によりスムーズに物理検査・洗浄・補修などの作業が可能。

特殊な飛行申請を必要としない作業
独自の吊り下げ機構と壁面吸着機構の組み合わせ(特許出願中)により、特殊な飛行申請を不要とし安全かつ確実に作業を遂行することができる。従来、飛行申請に手間が掛かった都市部でのドローン検査作業も壁面吸着型ロボットを利用することで飛行申請の手間が大幅に減免される。

ドローンとの組み合わせ作業が可能
屋上への侵入が難しい建屋の壁面においては、上空に飛行させた特殊ドローンにより壁面吸着作業機の上下左右の移動を補助して運用することが可能。

システムは既に複数の現場で運用されており、今後、現場からのフィードバックを通した改善と新機能の開発を行っていくとしている。

 


□株式会社アイ・ロボティクス
「3D壁面作業システム」の提供を開始
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