こんにちは。昨今では様々な業界で人手不足などが喫緊の課題となっている中、企業同士が業務提携などを行いソリューションの開発を加速させています。

本日は産業用のドローンの開発などを行っている自律制御システム研究所「ACSL」と、ドローンのソフトウェア開発などを手掛ける「センシンロボティクス」が、業務用ドローンのサービス作りにおいて連携するという発表の話題。

BtoB向けドローンソリューション構築と社会実装に向けた連携開始

この度、株式会社センシンロボティクスと、株式会社自律制御システム研究所(ACSL)は、BtoB向けのドローンソリューション構築と、その社会実装に向け連携を開始。

この業務提携により、エンドユーザーの業務課題に対して、用途別に特化されたドローン機体やソフトウェアシステムを含むソリューションの構築、効果検証の実証実験、実オペレーションへの導入、導入後のアフターサポートなど、ドローンの利活用の全フェーズをシームレスに提供することが可能になるとのこと。

業務提携の第一歩として

まずはACSLの産業用ドローンとセンシンロボティクスが提供している自動航行プラットフォームの「SENSYN FLIGHT CORE」への接続開発が完了し、このソリューションの提供が開始されます。


出典:ACSL

物流分野では、棚卸業務など屋内点検業務の完全自動化を実現。屋外におけるドローン物流の完全自動化への取り組みが可能に。また、点検分野では遠隔監視、遠隔管理による定期点検が可能になります。

センシンロボティクスの実績

センシンロボティクスは、このブログでも何度かご紹介したことがある「SENSYN FLIGHT CORE」を中心に、ドローンを始めとするロボティクス技術のビジネス活用にあたって必要な業務を自動化させるサービスを提供中。

センシンロボティクスがドローン業務効率化ソフトの提供開始

2019.03.08

特に電力、鉄鋼、石油、鉄道、建設など産業インフラ分野での設備点検、災害の被害状況把握などの防災・減災対応、警備や監視といった領域に強みを持っています。

送電鉄塔やプラント施設、大型施設屋根など産業インフラ分野でのドローンを活用した設備点検、災害の被害状況把握などの防災・減災対応、警備や監視でのサービス提供実績があります。

ACSLの実績

ACSLは産業分野における既存業務の省人化・無人化を実現すべく、国産の産業用ドローンの開発を進めています。特に、画像処理・AIのエッジコンコンピューティング技術を搭載した最先端の自律制御技術と、同技術が搭載された産業用ドローンを提供しています。


出典:ACSL

この技術は既にインフラ点検や郵便・物流、防災などの分野で採用されており、最近では小型の国産産業用ドローンの「Mini」もリリース。

両社の強みを組み合わせたソリューションの提供

この両社は、ドローンの加速的な社会実装において、機体開発を含めたソリューション構築の段階から、実オペレーションや導入後の支援体制を含めた検討・検証が不可欠であると認識を共有。

この度、ACSLの強みである実証実験を通した機体の開発と、センシンロボティクスの強みとするソリューションの構築・社会実装力を組み合わせることで、エンドユーザーに対し高品質なワンストップのドローン利活用支援が提供可能となっています。

また、ACSL産業用ドローンとセンシンロボティクスの「SENSYN FLIGHT CORE」への接続開発が完了したことにより、物流、インフラ点検、防災・災害対応等の幅広い分野において、より安全かつ高効率な完全自動化のドローンソリューション提供が可能に。

ドローンの自律飛行や自動離着陸が実現したことに加えて、飛行中・飛行後のフライトログ管理、カメラ等のセンサーデータ管理の一元管理を可能としています。

まとめ

日本初のドローンによる鉄塔点検サービスを開始したのはセンシンロボティクス。同社の技術は、ソフトバンクに採用されたり、エアロネクストやベイシスといった企業との業務提携もしており、かなり積極的な事業展開をしています。

産業アプリ用に開発されたドローンプラットフォーム機体を持つACSLと連携することで、ユーザーはより産業用ドローンソリューションを導入しやすくなることから、活用が拡大しそうですね。