こんにちは。日本国内でのドローン配送の事例も増えてきております。ドローン配送の実証実験を行っている企業としては、「日本郵便」「楽天」などが代表的。しかし、現在2020年2月中旬時点でまだ実際にサービスとして期間限定ではなく継続的に行われているものはありません。

ですが実証実験は多く進められており、実用化に向けて各社での取り組みは着実に行われています。本日はそんなドローン配送の実証実験の話題。

株式会社トルビズオンが、損保ジャパン日本興亜株式会社SOMPOリスクマネジメント株式会社株式会社カスミ大和ライフネクスト株式会社株式会社NTTドコモらの協力のもと、ドローン配送の社会実装を目指した実証実験を実施するそうです。

トルビズオン社と言えば、空の利用権を貸し借りするサービス「sora:share」の運営で有名。このブログでも何度かご紹介してきました。

空の所有者は誰?ドローンと土地の所有者のマッチングサービス

2018.10.11

茨城県つくば市の人口が多い都市部にてドローン配送の実証実験

この実証実験ですが、茨城県つくば市の「つくばSociety5.0社会実装トライアル支援事業」で採択された「スマートシティに向けた、ドローン配送の社会実装」についてのものとなっています。


出典:つくば市

プロジェクトの主旨

最先端技術として活用されるドローンは、モノの運搬や測量、災害援助など世界で実用化が進みつつあります。とりわけ「IoT」で全ての人とモノが繋がり、様々な知識や情報が共有される「Society5.0※1」の社会において活躍が見込まれています。


出典:つくば市

そのため日本国内のみならず世界中のあらゆる場所で実証実験が行われています。そんな状況の中、つくば市の「つくばSociety5.0社会実装トライアル支援事業」にこのプロジェクトが採択。ドローンの社会実装に向けて動き始めています。

この「ドローン配送実用化プロジェクト」を通じ、将来的に物流業界の人手不足問題の解消や環境問題、買い物が困難な方へのサポート等、ドローンを用いたスマートな社会の実現を目指すとのこと。

今回の実証実験では、小売業者や保険会社、不動産管理会社、通信会社などと連携することで、ドローン配送のミニマムモデルを構築。実証実験を通してビジネスモデルの実証、ドローン配送の需要、技術検証を行う予定。

※1 Society5.0とは
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実社会)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会のことで、狩猟社会(Society1.0)農耕社会(Society2.0)工業社会(Society3.0)情報社会(Society4.0)に続く新たな社会のこと。

実証実験概要

1.実証実験の内容

この実証実験では、空中利用権の貸借、ドローンによる商品配送、上空における携帯電波の有効性、課題(土地所有者、近隣にお住まいの方等の理解、需要等)の検証を行います。

2.スケジュール・ドローン飛行

・日時:令和2年2月20日(予定)9:30~13:00(荒天時中止、予備日は翌21日10:00~13:00)
・ドローンの発着場所:はなのき公園、学園の杜公園の計2ヶ所
・ドローンの飛行ルート:下図
・使用ドローン機体:ドローン本体9.6kg(1台で運航)、自動運航型、積載商品は2kg以内


出典:LogiT.com


出典:LogiT.com

3.関係機関・役割

・実証実験全般:株式会社トルビズオン
・関係者調整、PR等の実証実験支援:つくば市

【協力業者、関係者】
・小売:株式会社カスミ
・ドローン運航:SOMPOリスクマネジメント株式会社
・保険:損害保険ジャパン日本興亜株式会社
・配送先集合住宅調整:大和ライフネクスト株式会社(管理会社)
・LTE通信サービスの提供:株式会社NTTドコモ
・住民協力:スマ・エコ シティつくば研究学園区会

まとめ

ドローン配送の実証実験は、当然ながら日本国内に限らず世界中で活発に行われています。技術的な部分に関してはほぼクリアになり整ってきています。

しかしまだまだ普及していないというのは、主に各国それぞれで敷かれている規制による面が大きいです。逆に言うと技術面が整ってきた現在では、法改正・規制緩和などでそれが解消されることで、普及のスピードは一気に上がると考えて間違いないでしょう。