こんにちは。最近観光地では人が、特に外国人観光客がコロナウイルスの影響でかなり減っているそうで、確かに奈良であったり京都であったり、いつも多くの外国人観光客がいるのが目に見えて減っているのを実感しています。

いつ収束するのか分からない現状、目に見えないものは恐怖ですね。しっかりと対策をとっていきましょう。

さて、本日はスーパーゼネコンである鹿島建設竹中工務店が、ロボット施工・IoT分野における基本合意書を締結し、技術連携を進めるというニュースがありました。

建設業界全体の生産性向上、魅力向上を目指す

両社では「建設RX※プロジェクト」チームを立ち上げ、既に開発されている技術の相互利用に着手しているそうで、今後の技術開発においても、合意書に基づき積極的に協働を進めるとともに、この取組みを広く業界全体に働きかけていくことで、建設業が抱える諸課題の解決に尽力していくとのこと。


出典:竹中工務店

建設RXプロジェクト RXとは?
ロボティクストランスフォーメーション デジタル変革(DX)になぞらえ、ロボット変革(Robotics Transformation)を意味する。

技術連携の背景

建設業界では、就労者の高齢化に伴う就労人口の減少などの社会的背景を受け、将来の担い手確保や働き方改革の実現が喫緊の課題になっています。

そのような背景の中、ゼネコン各社では施工ロボットやIoTwo活用した施工支援ツールの開発を進めていますが、実際に使用する協力会社側にとっては、それぞれ異なる操作方法を習得する必要があるなど、負担が大きい所が課題となっています。

また、個社で生産する施工ロボットの台数では、開発コストが回収できるまでの量産は難しく、結果的にロボットの本体価格が高額となり、現場への普及を妨げる要因となっています。

技術連携の目的

両社の技術連携を進めることで、建設業界全体の生産性、魅力向上を推進するための道筋を示す。

  1. 生産性向上
    ・類似の技術開発を重複して行っている無駄をなくし、施工ロボットの普及を加速させる
    ・施工ロボットの普及加速により生産台数が増加し、ロボット本体の価格低下につなげる
    ・実際に使用する協力会社にとっては操作方法を習得するロボットの数が減るため、生産性の大幅な向上が見込める
  2. 魅力向上
    ・業界内におけるロボット・IoT市場が拡大し、他産業からの積極的な参入が増えることで、建設業自体の業務の幅が拡大する
    ・生産性向上によるワークライフバランスの向上や処遇改善を実現し、若年層の入職を促進する

具体的取り組み

今後両社で「機械遠隔操作システム」や「場内搬送管理システム」を共同開発していきます。また、開発済み技術の相互利用として、鹿島建設の開発した「溶接ロボット」や竹中工務店が開発した「清掃ロボット」を両社の現場で活用していくそうです。


出典:竹中工務店

なお、適用結果は相互に共有。さらなる機能の向上を図るべく改良にフィードバックしていくとのことです。

まとめ

これは建設業界にとって大きなニュースです。これまで各社で開発していた最新テクノロジーを使ったソリューションですが、やはり当然それぞれで使い方が違っていたりするのが普通です。

そして何より、同じような技術が重複してしまうという無駄があります。結局どこの企業の開発したものを選ぶかになりますね。スーパーゼネコン同士が業界のために共同開発を行っていく素晴らしい取り組み、色々あるとは思いますが他社もこれに続ければ業界はかなり変わってくるかもしれません。