こんにちは。先日総務省の方からドローン操縦における条件緩和の方針が発表されていましたね。国内の通常のドローンに用いられている無線の周波数帯は2.4GHz帯で、これは無線免許を必要としないものです。

一方、産業用の大型なドローンやレース用のドローンには5GHz帯を使用しており、この周波数帯を使用するにはアマチュア無線4級や陸上特殊無線3級等の免許が必要となります。しかし今回総務省から発表された方針では、有資格者が付き添っていれば資格がなくとも誰にでも操縦ができるようにするというもの。

例えば、子供がレース用のドローンを練習したい!あるいは子供が小さい内からレース用ドローンの練習をさせたい、そんな場合に良さそうですね。法改正は不要としていることから意外に早く実現しそうではあります。

さて、本日は以前にご紹介したことのあるドローンの完全自動化を目指す「センシンロボティクス」の開発したドローンの完全自動運用型システム「SENSYN DRONE HUB」を、物流施設で活用しその有用性が確認されたという話題。

完全自動運用型のドローンシステム提供開始

2019.03.14

住友商事開発の物流倉庫「SOSiLA」で実施実験

この「SENSYN DRONE HUB」ですが、ドローンの格納基地のような外観をしており、基地からの自律飛行・自動充電を完全自動で行うというプラットフォーム。


出典:センシンロボティクス

このシステムを住友商事株式会社が運営している物流倉庫「SOSiLA」で活用し、倉庫の警備監視・屋根の点検を自動化しようというものです。

住友商事では、昨今各企業で求められている既存ビジネスの省人化、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しており、その一環としてセンシンロボティクスの「SENSYN DRONE HUB」を採用しています。

実験内容

実証実験は川越に位置する物流倉庫で行われ、警備監視・屋根点検において「SENSYN DRONE HUB」の有用性を確認。

自動離陸・着陸の検証

実験では、あらかじめ設定したルートを元に定時刻になるとプラットフォームからドローンが自動的に離陸。事前にシステム上に指定したルート通りの正確な飛行を実行した後、完全自動で精密な自動着陸を実行することを確認。

遠隔地での自動航行の一時停止/再開も問題なく行われ、施設の警備監視に足る機能を持ち合わせていることが確認されました。


出典:センシンロボティクス

映像伝送システムの検証

SOSiLA川越と警備センターの2拠点を映像伝送システムで中継し、拠点間接続時の映像品質の検証を実施。実際の警備監視業務を想定し、遠隔拠点からかめら操作・自動航行の一時停止/再開が実施できるかを検証し、警備における一次スクリーニングを行うに足りる機能を有していることが確認されました。


出典:センシンロボティクス

夜間飛行の検証

夜間における警備監視業務を想定し「SENSYN DRONE HUB」からドローンを飛行させ、設備の状況をリアルタイムに確認することが確認されました。


出典:センシンロボティクス

屋根・壁面点検の検証

施設における巡視点検、屋根、壁面の汚れや雨どいのつまりが確認できるかの検証を実施。「SENSYN DRONE HUB」のスケジューリング/データリンク機能を活用し、ドローン飛行によるデータ取得~クラウドストレージまでの一連動作を完全自動で行いました。


出典:センシンロボティクス

この実証実験では、オペレーターの目視可能範囲での飛行検証を行ったそうですが、離陸から着陸までのすべてのミッションを作業員の介在なく実施できることが確認でき、ドローンの無人運用に足る必要機能を持ち合わせている事が確認できたそうです。

まとめ

これはかなり大きな結果ではないでしょうか。当然「SENSYN DRONE HUB」はその為のプラットフォームではあるのですが、カタログスペックではないですが、実際に使ってみるとどこかに問題が出てきたりするものが多い中、全て想定通り問題なく自動でこなしてみせたという結果は素晴らしいものです。

これもセンシンロボティクスの知見や技術力が為せる技でしょう。これが実用化されれば倉庫だけでなく様々な施設での活用が考えられそうですね。

問題はドローンは天候に左右されるという部分ですが、それはそれで人が柔軟に対応すればいいでしょうし、ある程度ドローンがやってくれる前提があるのは大きいです。でもそのうち多少の悪天候では物ともしないドローンも登場するかもしれませんね。

 

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