こんにちは。「2020年はARグラスが来る」とテック界隈などで言われていますが、正直いきなりキャズムを超えるようなデバイスがでる訳でもなく、VRの時と同じように一部のイノベーターやアーリーアダプターのみがその楽しみを享受することだと思います。

完成度で言うとグラスではなくHMDではありますが、MicrosoftのHoloLens2などは素晴らしい出来のようで、解像度の高さは勿論、空間の物体に触れることも可能とのことなので驚きですね。世界的に受注が入っており生産が追いついていないとのこと。企業からの注文が多いことからARビジネスに可能性を感じていることの現れでしょう。

さて、本日はそんなこれから更に来るであろうARを活用した、製造業・建設業向けのソリューションをご紹介。

3D CAD、BIM作成した設計データを自動でARやMRに変換しiPadに表示

タイトルにもあるように、3D CADやBIMで作成したデータがそのまま自動的にAR・MRに変換できてしまうという便利なソリューション「mixpace(ミクスペース)」。開発はソフトバンクグループのSB C&S株式会社と株式会社ホロラボです。

このソリューション自体は以前より存在していましたが、元々アプリの対応はHoloLensのみでした。しかし昨年の12月3日からiPadに対応することで、どこでも手軽に活用しやすくなり多くの企業で導入がしやすくなることでしょう。


出典:SB C&S

mixpaceとは

通常、BIMデータをARなどに変換するにはかなりの労力が必要となりますが、この「mixpace」を利用することで、それにかかる労力を大幅に省力化できます。


出典:SB C&S

誰にでも手軽に3D CADやBIMで作成したデータをAR/MRで確認ができる形に、かんたんに変換することが可能。主に設計や製造、建設、配置のシミュレーション、施工、保守など、各シーンにおいて、リアルスケール及びデジタルモックアップでの活用が簡単に行えます。

これまで手作業で何日もかかっていたAR/MRへの変換作業が、データ内容によりますが最短で約10分という短時間で自動的に完了。作業時間の大幅な短縮を可能とします。

特長

・3D CAD、BIMデータをアップロードするだけで、自動的にAR/MRに変換

・AR/MR開発の専門スキルがない人でも簡単に利用ができ、AR/MR化の作業効率が大幅に向上

・クラウドサービスを活用することで、場所や環境を選ばずいつでも利用可能

・Autodesk社のAutodesk Forgeを採用しており、数十種類のファイルフォーマットに対応。Autodesk社の3D CAD、BIMソフトウェアで活用できる各種データ形式の他、中間ファイル形式などの主要なファイル形式に対応

・変換されたデータは日本マイクロソフトが提供するクラウドプラットフォームMicrosoft Azureのセキュアなストレージに保存。高いセキュリティを保持


出典:SB C&S

mixpaceで現状の課題を解決できる

今や様々な業界でARやVRの活用の重要性が高まっており、その活用への取り組みが進んでいますが、多くの企業ではまだ未活用であったり、情報収集をしている段階の所が大半を占めています。


出典:SB C&S

また、ARやVRには3Dデータが必要となりますが、いざ3Dデータを活用しようとする上で、そのデータを管理・共有したり、データ活用の機会が不足していたり、そもそもその人材や技術が不足しているという課題も多くの企業が抱えています。

既存資産の3Dデータを有していても、それを設計者だけでなく社内で広く活用できる環境が求められていると言えます。そういう点を見るとmixpaceを活用することで、広く活用していくという部分の課題は解決できそうです。

まとめ

建設業界では、紙図面やPDF図面をCADに変換できたりするソフトウェアが既に存在しています。そして更にCADデータを3Dモデルに変換できるソフトウェアも存在することから、AR/VRまでの活用をそれらのソフトウェアを活用することでシームレスに実現することも可能になりそうですね。

勿論、そこまで単純に求めているクオリティのものを、最終結果としてアウトプットできるかどうかは試してみないと分かりませんが、少なくとも現時点でこれらのソフトウェアが存在するということは、これから先、1つのソフトで紙というアナログからデジタルまでが誰にでもできるような物が登場してくる可能性は高いでしょう。

 

◆SB C&S株式会社「mixpace」
https://biz.cas.softbank.jp/mixpace/

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