こんにちは。本日は朝から激しい雨が振り、現在は晴れ間が広まっていますが、全国的に暴風が吹き荒れ、場所によっては暴風警報が発令されている地域もある荒れた天気です。出かける際には十分に警戒していきましょう。

本日は京都市内にて仮設ゴンドラの設置作業を行っている現場がありますので、そちらを少しご紹介したいと思います。

市内某所でのゴンドラ設置

屋上からゴンドラを吊り下げて作業を行う「ゴンドラ工法」は、「無足場工法」とも呼ばれています。皆さんもビルやマンションなどの工事現場で見たことがある方も多いかと思います。

無足場工法ということで、当然設置に足場は一切必要としません。この事から仮設足場を組んで作業を行う場合と比べてメリットが多々あるのです。皆さんどういう所がメリットか分かりますでしょうか?

ゴンドラ工法のメリット

まず仮設足場がどういう物かは多くの方はご存知かと思います。地上から建物外周の必要箇所に単管パイプを組み上げていく訳ですが、必然的に建物の地上1階から組み上げていく必要があります。

1階に設置するということは、例外はあれど建物の入口というのは1階にあるのがほとんどなので、建物の利用者の出入りに多かれ少なかれ影響が出るということになります。安全面でも気を使いますね。1階に駐車場がある場合にも出入りを妨げないよう工夫がいりますし、最悪出入りが妨げられるという事態もあり得ます。

また、ビルやマンションの1階がテナントになっていて、お店が営業している場合はお客さんはちょっと入りづらく感じてしまうかもしれません。このように仮設足場での作業は少し気を使う部分が多いです。

後は、やはり仮設足場の場合はその規模が大きくなればなる程にコストが膨らむのと、組み上げや解体にそれなりに時間を要するというのもあります。

その点、ゴンドラ工法は屋上からの吊り下げとなりますので、1階部分はフリーとなり仮設足場のような問題点はありません。ケースバイケースになりますが、ゴンドラの場合は組み立てや設置、解体が早く行えるということもあり、工期やコストの削減にもなります。

仮設足場を組む意味とは??

ここまでゴンドラのメリットをあげましたが、じゃあ仮設足場を使うメリットってあるの?ということになりますね。ちゃんとあります。仮設足場のメリットは、足場が組み上がってしまえばそこを自由に動き回って作業ができるという点。

ゴンドラの場合はそうはいきません。作業ができるのはあくまでゴンドラ本体内の一定範囲と上下への移動のみです。作業内容によってはゴンドラを使うことで作業効率が悪いことになってしまいます。

ということで、結局は色々な事情などを考慮した上で検討することが大事だということになりますね。

そういえば話は変わりますが、昨年橋梁の点検用に橋梁点検車にゴンドラ機能が搭載された、ちょっと変わったゴンドラ車が日本ビソー株式会社よりリリースされていますので少しご紹介したいと思います。

ゴンドラ機能で橋梁下部の100mまでアクセス可能

このゴンドラ車は、橋梁点検車のブームを吊元とし昇降を可能としたゴンドラとなっています。橋梁の点検・メンテナンスでは、高さのある橋脚や河川、急斜面で基部から近づけない橋脚において、近接目視による点検が困難な箇所が存在します。

そこで、同社ではゴンドラメーカーのノウハウを活かし、大型点検車をベースにゴンドラ機能を搭載した「GC-240L」を市場導入。車両の設置面から最大100mまで降下可能となり、高さのある橋脚や低い橋脚、桁下へも安全に近づくことが可能とのこと。


出典:日本ビソー

昨今では橋脚の調査にもドローン等を活用することが増えてきましたが、全てがドローンで完結していい物でもなく、人による調査を今まで以上に効率化する上でもこういった作業車は必要ですね。

まとめ

今回ゴンドラを取り上げましたが、建物の調査・改修を行う際には事前の検討が大事で、費用はかかるが足場を組んで作業を効率良く進めるのが良いのか?少し作業効率は落ちても足場を組む・解体する時間を削るのか?

勿論全ての建物に当てはまる方法は無く、足場を組んでやらなければならない場合もあるでしょうし、逆に組みたくない事情がある場合もありますし、様々な事情を踏まえ比較検討していく必要があります。