こんにちは。昨今ではスマートフォンやタブレット端末などでAR機能を活用できるようになってきており、土木業界ではトータルステーション無しでスマートフォンのみで測量を可能にする技術などもリリースされています。

測量を省力化するスマホアプリにAR版が登場

2019.10.16

 

今後も様々な業界での活用が拡大しそうなAR技術ですが、本日はメンテナンス業界でのAR活用技術で、11月7日より提供が開始された「REFLEKT Remote(リフレクトリモート)」というサービスをご紹介。


出典:スマートスケープ

このサービスはドイツミュンヘンに本社を置く「RE’FLEKT GmbH」社のもので、国内では先進の技術を活用したシステムインテグレーションを展開する「スマートスケープ株式会社」が代理店として提供しています。

技術者がリモートで直接サポート。深刻な人手不足・スキル不足を解決

今やどの業界でも技術者不足・人手不足が深刻な課題となっておりますが、メンテナンス業界も例外ではありません。

メンテナンス業界の場合、旧式の機器から最新式の機器まで数多くの機器をメンテナンスの対象にする企業が多く、旧式のメンテナンスに対応できるスキルを持った人材が確保できないという課題があります。

また、せっかくスキルを身に付けた人材の離職問題や、スキル不足によって1回のメンテナンスで対応ができず、稼働コストが増加してしまうケース。スキル継承の教育がリソース不足で時間が取れない等、様々な問題からメンテナンス業務が円滑に進められない状況が発生しているそうです。

REFLEKT Remoteで技術者から直接指導

そんな問題を解決する「REFLEKT Remote」ですが、これはAR技術とリモートビデオを合わせたクラウドサービスとなっており、メンテナンス業界向けに特化しています。

ボタンひとつで遠隔地にいる技術者と通信し、スマートフォンやタブレット端末、スマートグラスを通してリアルタイムに技術者からサポートを受けることが可能。

また、「音声」「映像」「映像のキャプチャ」「映像への書き込み」を共有することもでき、チャットベースで文字のやり取りも可能なので、必要な情報を文字情報として共有することも可能。これらを活用することで現地にいる作業者に対し的確な指示ができるようになります。

ARトラッキング機能で作業ミスを防止

上記のコミュニケーションツールに加えて「ARトラッキング機能」も搭載しています。これは、現地作業者が対象物に対してスマートフォンやスマートグラスを左右に動かしたとしても、遠隔から指示する技術者がマークした箇所をトラッキングするために、ズレることがありません。


出典:スマートスケープ

これにより正確に指示された箇所を把握することができ、作業ミスを防止することが可能です。

マルチデバイス対応

また、このサービスではスマートフォン、タブレットはiOS・Android端末に両対応している他、スマートグラスに関してもVuzix「M300シリーズ」、RealWare「HMT-1」や「Microsoft Hololens2」にも対応予定ということで、使用するデバイスは1種類に限定されておらず、ある程度幅があるのも利点です。


出典:スマートスケープ

まとめ

これは一応メンテナンス業界向けにオススメされてるサービスとなっていますが、他業界でも十分に有効活用できるレベルのサービスになっているのではないでしょうか?

例えば多重チェックを必要とする現場などであれば、現場にいる1人が直接確認し、もう1人は遠隔から確認する。そうすることで2人が現場に行く必要がなくなり工数短縮ができそうです。

また、現場の進捗確認に関しても現場にデバイスを持ち込めば、監督者がわざわざ現場に赴く必要がなくなります。定期的に監督することで現場の品質意識も強化できるでしょう。

ARの機能の分かりやすいガイド機能は言わずもがな、視界を共有することにより意図したことが電話では伝わりにくい場合などでも、一目瞭然でスムーズに意思疎通ができるのも大きな利点ですね。

ちなみにこのサービスですが、抽選で5社に対して半年間の長期無償サービスを提供するそうで、今月11月20日まで下記スマートスケープ社のwebサイト内お問い合わせから応募を受け付けています。

◆スマートスケープ株式会社お問い合わせ:https://www.smart-xr.net/contacts

◆通常価格:5,000円/userライセンス(月額)
◆お問い合わせ:プロダクト事業部 製品担当宛 TEL:03-6455-4484