こんにちは。すでに梅雨前線は消滅し、本日近畿では梅雨明けが発表されました。いよいよ夏本番がやってきます。疲れが溜まると熱中症の危険性も高まるので、無理せずしっかり体調管理を行っていきましょう。

さて、本日は世界に支社を構えドローンの点検サービスを広げているテラドローンの話題。テラドローンブラジルが、同国内最大手の石油会社である「Petrobras(ペトロブラス)」社の所有するFPSO(浮体式生産貯蔵積出設備)のドローンによる目視点検を完了させたそうです。

F1を観ている人は知っていると思いますがマクラーレンのスポンサー(契約解消したがっていますが)にもなっている株式会社で、主要株主はブラジル政府。半官半民のいわゆる第三セクター企業です。

世界中で進む設備メンテナンスの機械化を促進

そのペトロブラス社の持つFPSOタンク内をドローンで調査し、無事に完了させたとのこと。ブラジル国内でドローンを使ったオフショアでの設備点検成功は初だそうです。


出典:テラドローン

ちなみに点検を行ったFPSOというのは「浮体式生産貯蔵積出設備」の略で、海上に浮かぶ巨大なタンカーのような形をしている石油の貯蔵と積出をする設備になります。


出典:wikipedia(FPSO)

海底にある油井から油を汲み上げて、デッキ上の石油処理設備で一次処理を行い原油として貯蔵。そこから直接輸送タンカーへ積出します。

今回テラドローンブラジルでは、そのFPSO内の2つのタンクの点検を2人の作業員で実施し約1時間程度で点検完了。ドローンによって撮影された高精度な画像・動画データを元に、40もの点検箇所の詳細なレポートを作成しています。

これによりタンク内の腐食、亀裂、破損が特定され、安全性の向上、メンテナンスの効率化が実証されたということです。

従来の点検方法の場合

従来法では、約4人の作業員がロープや足場を利用してタンク内の目視点検を行っていたそうです。この点検方法で行う場合、作業員がかかる点検時間はおよそ半日から丸1日要するとのこと。

また、長時間に渡っての高所点検作業となりますので危険も伴います。しかしドローンを活用することで、作業員がタンク内で点検をする必要がなくなり高所での危険もなくなります。

半日から1日の点検作業時間が、たったの1時間に短縮されるのは大きいです。さらに安全作業ができるのもメリットですね。時間短縮と安全面のメリットは、ドローンを取り入れるとほぼ得られるであろうメリットですね。

テラドローンブラジル共同経営者も絶賛

今回の点検作業について、テラドローンブラジルの共同経営者、マルセロ・ペレティ氏は「ドローンによる点検に切り替えることは、作業員の安全を確保するだけではない。足場の設置などにかかる金銭的及び時間的コストを削減できる上、詳細な点検レポートの作成もできる。非常に効率的で画期的な方法だ」と述べているそうです。


出典:テラドローン

従来のやり方から考えると驚くべき効率化でしょう。継続的に点検していく設備がある場合、ドローンを活用しない手はないですね。

ところでブラジルのドローン規制関係はどんな感じ?

スギマル
ブラジルでのドローンの規制関係は結構厳しいのでしょうか?世界各国で違うようなので気になります。
スギヤマ
ブラジルではANACという民間航空局が規則を制定しているので少し調べてみたが、用途ごとの規制分類はなく、飛行許可についても記載がないがANACへドローン機体を登録する必要はあるようだ。
スギマル
何かざっくりとしたよく分からない感じですね。
スギヤマ
飛行許可の記載がないから、もしかしたら一般的に飛行許可はいらないのかもしれない。が、ANACに確認を取るのが確実ということになるな。

 

まとめ

全国で7支社、世界ではアジア、ヨーロッパ、南アメリカ、アフリカ、オセアニアの25カ国以上に支社を構えるテラドローン。同社のドローンソリューションの拡大はとどまるところを知らないですね。

以前、テラドローン社長のインタビュー記事で、「今の日本のやり方で世界に勝てるのか?イノベーションを起こせるのか?」「日本人がだめなのは無茶を言わないところ。枠にはめられているイメージ」

「その枠を取っ払いたいと思っている。だが実績を出さずに口で言うだけでは意味がない。僕が今無茶をやっている理由はそれ。誰かが突破すれば視野が広がるはずだ」と述べられています。

同社自体が、グローバル市場で戦うことを前提に創業された企業ということで、世界で勝つことを目標としています。今後もグローバルで戦う企業として目が離せません。