こんにちは。長らく曇りや雨が続いていますが今週あたりから梅雨明けの兆しがみられるということで、いよいよ夏本番も近そうです。

今年の夏はどれくらい温度が上がるのか少々心配になりますね。約2ヶ月程になりますが熱中症に最大限注意していきましょう。

本日は建築業界向けのVRプラットフォームの話題。VR空間の中で最大8人がリアルタイムで設計やデザインをできるというもの。

スギマル
これまでVR空間で複数人でデザインを確認をできるものはありましたが、こちらは実際に作成作業ができるものですね。

マルチユーザー、クロスプラットフォーム対応の「The Wild」

さて、様々な業界で活用が進んできているVRですが、以前にニュースでAR/VRのハードやソフト、関連サービスの2023年までの市場予測というものが紹介されていました。

それによると世界での2018年の合計支出額は89億ドル、それが2019年には約2倍弱の168.5億ドルまで拡大。2023年には1606.5億ドルに達するという見通しのようです。

スギヤマ
18年から23年にかけて年間平均成長率は78.3%になる。今後かなり加速してくるのは間違いないという予測だ。

成長の大部分としては、ビジネスや公共分野の投資加速でもたらされると予測。高い伸びが期待できる分野として「金融」「インフラ」「製造業」「公共部門」の順で伸びると予測されています。


出典:The Wild

そんな急成長が見込まれているVR分野ですが、今回紹介するのは建築分野でのデザイン実務で活用できるプラットフォーム「The Wild」です。基本的にVRデバイスで使用しますが、iOSやPCからでも利用できるクロスプラットフォーム(※)に対応しています。


出典:The Wild

クロスプラットフォームとは、ハードやOSの種類に関係なく、同じ仕様のサービスが利用できるプログラムです。例えばスマートフォンで言えばAndoroid、iOSに依存することなく同じ仕様のサービスが利用できます。

The Wildの機能

上記のクロスプラットフォームに対応していることからVRデバイスでの作業は勿論のこと、通常通りPCでの作業も可能です。


出典:The Wild

そしてオンラインマルチユーザーに対応しているので、最大8人までがリアルタイムに同じ空間で情報を共有しながら設計やデザイン作業をおこなうことができます。

他のアプリで制作された3Dアセットも使えるそうなので、柔軟性があって使いやすそうですね。

Oculus Questに対応

このThe Wildですが、このブログで何度かご紹介しているOculus(Facebook社)のコードがなく自由に動き回ることができるVRヘッドセットのOculus Questに対応しています。

以下はThe Wild社のCEOのコメント

Oculus Quest版「The Wild」はVR内での共同作業の複雑さを大幅に軽減するでしょう。我々の「The Wild」は技術的な障壁を取り払い、デザインチームがVRへ没入することをより迅速かつシンプルにしてくれます。

Oculus Quest版ではVRを会社の会議室でなく、それぞれのデスクで利用可能なものとします。このことはVRによるデザインコラボレーションを変革し、チームがより業績を達成することを可能とするでしょう。

出典:Mogura VR「VR内で設計・デザインできる「The Wild」Oculus Quest版がリリース、マルチユーザーにも対応」

 

まとめ

現在こちらの「The Wild」ですがビジネス向けの限定公開となっているそうで、開発元のThe Wild社の公式サイトより登録申請をすることで利用ができるとのことです。

高額なハイスペックPCを必要とするVRヘッドセットだけでなく、安価で高性能なOculus Questに対応することで、より多くの企業が導入しやすくなっていますね。

公式サイトでは利用イメージが動画で見れますが、別々の場所にいる人が同じVR空間に集まって作業をしており、なかなか面白い作業方法だなと感じます。

今後のVRの普及でこういったVR空間内での作業や、離れた場所にいる人同士がVR空間内で集まって何かを行うというのは、テレビ電話会議のようにごく当たり前のことになるのは間違いないでしょう。