こんにちは。本日3月4日はミシンの語呂合わせでミシンの日らしいです。ミシンというと結構近代的なイメージがありますが1790年、日本が江戸時代の頃にはイギリスで開発されていたそうです。

手縫いに比べて圧倒的な効率度から、フランスでミシンを開発した人は、仕事が無くなることを恐れた仕立て屋に襲撃を受けてミシンを全て破壊されたというエピソードもあります。結果仕立て屋は逮捕。仕事が無くなるかもしれないという不安も分からないでもないですが、あまりに短絡的です…

昨今でもAIやドローンの台頭で仕事が無くなるかもと不安を抱く人も多いと聞きますが、新しく生み出される仕事は多くあるはずなので悲観的ではなく建設的に考えるのが大事ですねいつの時代も。

さて、本日はドローン活用の話題。ドローンなどの先端技術産業に特化したコンサル会社の株式会社スカイウィングスが、点検分野でのドローン活用促進に動いています。


出典:PRTIMES

ドローン点検の分野で事業拡大を目指す

同社では19年1~2月にかけて「プラントにおけるドローン活用に関する安全性調査研究会」を経済産業省、総務省等と共に開催。そこではドローン技術側の委員として参画し、製油所でのドローン設備点検テストや、プラントにおけるドローン活用のガイドライン策定に参画しています。

他にも昨年11月には経済産業省等と共に「鉱山保守分野に係る新技術に関する検討会」にも参画しており、鉱山でのドローン活用実験にも参加。


出典:PRTIMES

その他、橋梁点検においてはドローンオペレーターと点検実施事業者とのマッチングや、点検に則した日本の特殊カメラ技術と海外のドローン企業をつなぐ、といった実績も拡大しており、点検分野でのドローン活用の拡大に尽力されています。

ドローンは空撮分野の次は点検分野でのニーズが高いと考えられていることから、同社では今後も活用の拡大を進めていくとのこと。

ドローンビジネスの現状はどうなのか

このように点検分野でのドローンの活用には将来性がありますが、実際の現場、特に建築物に関してはまだまだ発展途上にあると考えられます。(もちろん現時点でも十分に使える技術もあります)技術的な部分は日々進化してきますが、ルールに関しては急に変わるものではありません。

当然ですがドローンを飛ばす際には航空法を守る必要があり、特に農業ドローンの農薬散布のように人口密集地域ではない所であれば活用もしやすいですが、建物など市街地にある場合は許可関係がまず必要なのと、下図のようなルールがあり人身事故に繋がらないよう細心の警戒が必要です。


出典:国土交通省

中にはこれらが足枷になってしまうこともあると思いますが、安全のための策定なので現状ではこれを踏まえて取り組むほかありません。

ドローンを点検分野で活用していくために

今後ドローン技術はより進化していきますし規制の緩和も十分あり得ると思います。その恩恵でこれまで以上に誰しも簡単に安定したドローンの飛行が実現するでしょうし、点検分野での活用も拡がると思います。

ただし先日の記事でも書きましたが、重要なのは点検する各分野においての専門技術を持つことが何より重要になります。撮影ができてもそのデータを有効活用できなければ意味を成しません。例えAIが判定してくれるようになってもです。

いくらドローンの専門家といえども建築の診断までをすることは不可能で、建築分野の専門知識を持つ人と連携し診断をおこなっているのが一般的ケースとなります。

今やドローンスクールは数え切れないほどに増えてきていると思いますが、その中に例えば建築分野に特化したスクールはどれくらいあるでしょうか?おそらく殆ど存在していないのが現状です。

まとめ

今はそのような状況でドローンの便利さやその将来性ばかりがクローズアップされ、ドローンを学べば需要の増加している診断の分野で活躍できると勘違いする方もいらっしゃるかもしれません。

まず診断分野での活躍を目指すのであれば、それに特化しているスクールであるか?というのは重要な基準になります。(現状ほぼないかもしれませんが)操作などを学ぶドローンスクールに関しては、あくまで専門知識のある方がドローンを道具として使うためにあるスクールと言っていいでしょう。

知識がまだ無い方はそもそもドローンを学ぶよりも活用したい分野の知識を学ぶのが正解と言えます。

昨今、非専門家がドローンによる建物調査点検を行っている事例が増加していることから、JADA(日本建築ドローン協会)ではドローンの専門家と建築分野の専門家を繋ぎ、コンソーシアムをつくっています。

JADAの計画では、上記のような現状の問題点を解決すべく人材育成プログラムに取り組み、技術の普及に取り組まれています。

スギテックでも現時点では何も言えませんが、弊社の積み上げてきた豊富な建築分野の知見とドローンをうまく繋ぐために色々と取り組んでいく所存ですので、今後の展開にご期待下さい。