こんにちは。今週で早くも1月が終わりますね。先週末は予報通りにかなり冷え込み、土曜日は京都でも積雪がありました。2月1日頃にまた寒波が強くなるとの予報がありますので気をつけていきましょう。

さて、本日はドローンの話題。ドローンは将来的には様々な用途で活用されるのは間違いないでしょう。代表的なところではドローンを用いた荷物の配送。

その他にも報道機関が事故や事件などの現場をいち早く抑えるため、ドローンを使って向かうこともあるかもしれません。また、デジタルサイネージとドローンを融合した広告媒体というのも構想されています。

その他にも様々な用途のドローンが今後増えてくるのは確実で、街中で様々なドローンが飛び交うことになると思います。そうなってくると危惧されるのがドローン同士の接触事故です。

そのニアミスを自動的に回避するという実験を、NICT(国立研究開発法人情報通信研究機構)がおこなったそうです。

災害現場等での運用に期待される自動回避技術

これは内閣府総合科学技術 ・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジの一環として、NICTが実験をおこなったもの。


出典:NICT

複数の飛しょう体が飛行する環境での安全運航実現のために、ドローン間の直接通信で位置情報を共有する「ドローンマッパー」というシステムを用いた飛行制御をおこないました。

合計3機までのドローンが互いに接近してくる他ドローンとのニアミスを自動的に回避することに成功したことを発表されています。

ドローン同士の直接通信で位置情報を共有

これまでの飛行制御方法は他のドローンや有人航空機等の接近対応が困難だったそうですが、今回開発された技術ではドローンマッパーとドローンのフライトコンピュータを連携。

そうすることで操縦者を介することなく、ドローン同士が直接位置情報を共有し周辺ドローンの位置を把握することで、自動でニアミス回避や群飛行等の飛行制御が可能になります。


出典:NICT 飛行制御試験時の様子

検証実験では、最大3機のドローンがそれぞれの目的地に向かう際に自動で接近を検知し、ニアミスを回避した後に予定の飛行経路に戻り、最終目的地まで到達したそうです。

今回、安全確認で毎秒1mというゆっくりな速度で実施したそうですが、今後は飛行速度を更に増した状況での検証と同時飛行台数の増加や様々な飛行シナリオにおける動作検証、ドローンと有人ヘリ等との接近検知や飛行制御をおこなっていくとのこと。


出典:NICT 1対1の回避飛行の軌跡

まとめ

これまでの研究会開発・実証実験の殆どは、操縦者の手元にある地上局をいったん経由して飛行制御するもので、ドローン同士の直接通信によって飛行制御するものではないために、異なる操縦者のドローンの位置が把握できずニアミス回避ができないという問題がありました。

しかし今回ドローン同士の直接通信を可能にするドローンマッパーシステムを活用することで、位置情報の相互把握ができるようになり、ニアミスを防止することができます。

災害現場での運用が期待されていますが、その部分は勿論のこと様々な運用場面で活用されそうなシステムですね。